大病して26年になりました

一昨日の6日で、私が大病して26年になりました。
39才の時でしたので、長男が中学二年生で次男が小学二年生でした。
今振り返ってみますと、私はとても運が良かったと思います。
K病院の内科の先生の診察を受けているとき、脳の左側の血管に括れがあり、そこが切れて右半身麻痺になったのです。先生は驚いて「僕なにもしていないんだよー!」って言って、K病院は脳外科がないので、隣町のS病院に救急車で、運ばれました(私は点滴をして、姉と看護師さんが付き添って)

S病院に着きますと神経内科に入院し、約1ヶ月間24時間点滴。
そしてCT・MRI・血管撮影・その他の検査でした。
血管撮影で分かったのですが、難病で「ウィリス動脈輪閉塞症」でした。頭の血管が細くてCTでは写らないのです。それから手術をする為脳外科に移り、左側の手術(前例がなくて8時間ほどかかりました)二週間おいて右側の手術(筋肉と血管をつなぐ)3ヶ月の入院でした。

この間に懸命なリハビリで、ほとんど後遺症も残さず退院することが出来ました。
退院して1年以上経ってから、主人が話してくれたのですが、先生は「若くて残念ですが、右手、右足は不自由になりますので、覚悟しておいてください」でした。私がリハビリ頑張っているので、自分の胸に秘めていたのです。私はただただ、元に戻る事だけを考えて必死でした。

                                                   本当に多くの方々のおかげで、私は今こうして生きています。
感謝の気持ちでいっぱいです。苦しかった時、励ましの言葉や私の気持ちにそっと寄り添ってくれた人達…。
主人いわく「これからの人生は好きな事をして、ゆっくり生きるといいよ」って。

何時どうなるかわからない身ですが、これからも皆様のところに寄せて頂き、美しい写真を見せて頂いて感動したり、学んだり、そしてほのぼのとした気持ちにさせて頂いたりしたいと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。(手術の前の日、主人と子供たちの手紙が私の一番の宝物です)