優しかった母へ  たくさんの愛をありがとう

風薫る若葉の緑が鮮やかな5月4日、母は95歳の生涯を終え永遠の旅路につきました。
大正・昭和・平成と三つの時代を懸命に生き抜いてきた母、若き日には農作業に精を出し、私達家族に限りない愛情を注いでくれました。今、共に暮らした歳月では伝えきれなかった感謝の思いが溢れてきます。

どんな時も心穏やかで優しかった母は、とても我慢強い人でした。父に先立たれてしまった後も寂しい思いを抱えつつ、弱音を口にすることなく黙々と働いていた姿がまぶたに浮かびます。弟が大黒柱になった時、陰になり日向になって支えてくれました。だから、弟は頑張り続けられたと思います。
細かな手作業が得意な母は、晩年は好きなラジオに耳を傾けながら、マスコット人形や小物を作ることが何よりの楽しみでした。まるで家族の健康と幸せを祈るように手先を動かしていた優しい横顔が忘れられません。



“おかあさん、難病を患ってしまったけど、おかあさんの娘でしあわせです”


スズランが咲いてきました。4〜5年前頃からスギナ草が増えてきて困ってしまいます。花が咲き終わったら、込み合っている所のスズランを手前の方に移植したいです。

白いツツジも咲いてきました。