吉沢久子さんの著書を読んで…

生協のカタログに吉沢久子さんの著書「人間、最後はひとり。」が載っていたので、買いました。こちらの地方紙に毎週木曜日に吉沢久子さんのコラムが載っています(昨年体調を崩され入院されてからは隔週になりましが)いつも楽しみにしています♪

主人はおばあさんの本ばっかり…といいますが、生活者の目線で暮らしの問題点や食文化の事が書かれてあり、しかも快適に老後を過ごす生き方への提言など、考えさせられる事が多々あります。
ちょっとだけコピーさせて頂きます。

第一章「いま」がなにより大事
小さなたのしみを寄せ集めて生きていく/人生の「下り坂」を存分にたのしむ……

第二章家族や先輩が教えてくれたこと
手持ちのもので豊かに暮す「生活力」/きれいに無になる生き方……

第三章ひとりを存分にたのしむ私の暮らし方
ものと別れるタイミング/周囲に心配かけない気ままな生活……

第四章いいたいこと、伝えたいこと
ぼけたらどうしょう/最後のセレモニーは思いどおりに……

からなっています。

第二章のなかで{箸が重たくなる日}があります。
ここが私が頷けたところなのでコピーします。

「おばあちゃまったらいやあね。がま口を開けるときまで、ヨイショって声をかけていらっしゃる。それじゃ、椅子から立ちあがるときは、ヨッコラショといわなければなりませんよ」

何をするのにもかけ声が必要になってきた姑を、私はよくこんなふうにからかっては、ふたりして笑いあったものです。

そんな自分に、まさかこんな日がくるとは夢にも思いませんでした。六十代に入ってからでしょうか、それまで夫とおそろいで使っていた象牙の箸が、なんとなく使いづらくなってきたのです。    と書かれてあります。


私もお正月に長男夫婦が帰って来るし…たしか、祖母の法要を家でやった時(今は料理屋さんですが)お盆の良いのが5〜6枚ほど蔵にかたずけたはず。私が使わなければもうそのまま…と思い、さっそく一枚だけ出してきました。

このお盆がそうなんですが、持ってみてびっくりしました。
とっても重いのです!!家で法要をやったときは50代、あの頃は持ってもぜんぜん気にならなく義弟のM子さんとお料理を一生懸命運んだっけ。
「その年にならなければわからないこと」ってあるんですね。痛感しました(^_^;)
ちなみにこのお盆は「紫檀杢」と書いてあります。



のほさんのブログに寄せてもらったとき、梅が一輪咲いていて、早春を感じさせていただきました♪わが家はどうかなぁ〜と思い、昨日雨が降っていましたが、裏にいきますとだいぶ前に鉢植えを地におろした梅が咲いていました。
雪国にも早春のおとずれです。
写真がぶれてしまいました(;_:)