弟、天国に旅立つ&庭の花

なかなかペンが持てず、ようやく持つことが出来るようになりました。

弟(68才)は昨年の10月初旬に新潟S病院に入院し、今年の3月27日に退院しました(入院するときは自分で車を運転し、退院するときは車椅子になり、介護タクシーでした)

5月5日の夜9時頃、病状が急変して救急車で病院に搬送され、8日の朝、帰らぬ人となりました。

 

通夜・葬儀は一昨年母が亡くなった時と同じ式場で、あの時はとっても多くの方達からお参りをしていただきましたが、今年は新型コロナウイルスで自粛しなければならなく24名でした(家族葬のようになりました)

式場に入る前に職員さんから両手にアルコール消毒や2m間隔で椅子にすわり、全員マスク姿でした。

全員が涙、涙、涙・・・の葬儀となりました。棺に子ども達や孫達の想い出の品物や感謝の気持ちが添えられ・・・

 

 

※弟のこと

弟は29才のとき、元気で農作業していた父(69才)を交通事故で亡くしました。それ以来、家長として責任を両肩に背負い、父の後を継いで暑い日も寒い日も田んぼや果樹の農作業をいそしみ家族を守ってきました。
寡黙で昔気質の弟でしたが、孫に甘えられると目尻を下げていた姿も想い出されます。若い頃、農業士の資格を取ったり読書家でした。
農協の理事や経営管理委員を長年務めていました。お寺の役員もやっていました。とても責任感が強く、入院する前まで、用事で農協に出向いていました。

 

※病室に行ったとき気になった弟の言葉を記しておきます。

〇10月半ば頃、検査の結果「心・アミロイドーシス」という難病になったが、パソコンで検索してみてくれと。私は早速調べました。弟もスマホで検索していました。

サリドマイドという薬を飲むんだけど・・・最近調べたら今は製造禁止されているようです。

〇一日に持病の薬を含めて30錠も飲むんだけど、体がおかしくならないのだろうか・・・

〇私は1月頃「心・アミロイドーシス」に期待できる「ビンダケル」という薬を認定されている新潟大学医歯学総合病院・医師の名前をメモしたのを弟に渡す。

担当医が病室にいらしたとき、弟がメモを見せると、医師は「ああ…」と言ってポケットに入れた。

〇派閥があるんだや・・・

 

全くの素人ですが、大切な大切な一回きりの尊い命、派閥なんかなくして、難病とわかった時点で新潟大学医歯学総合病院に紹介状を書いて頂き転院させてほしかったです。

残念で残念でなりません。

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庭のスズランがきれいに咲きました。